ワードプレスとほかのブログサービスとではシステムの違いが大きく、ワードプレスに移る場合は、始めにいろいろとその違いを調べておく必要がある。
とくに移行以前に書いた記事が大量にある場合、SEOの施策をするためにリライトなどそれ相当の手間と労力が増えてしまうので、ワードプレスへの移行は早い方が良い。
移し替えた記事をワードプレスのシステムに合わせるのが手間。
私は始め、ブログをはてなブログで書いていたのだけれど、書く作業にも慣れ、余裕が出来たので、SEO(検索エンジンに評価されやすくする対策)に優れているというワードプレスに移ることにした。
当初は、それほど難しいとも思っていなかったし、実際に書いた記事を移し替える作業もさほど手間ではなかった。
しかし、ワードプレスには、独自のSEOのシステムがあって、そのために書いた記事に一記事ずつ作業を加えなければならない。
場合によっては、記事の内容を書き換えることが必要になってくる。
もちろん、SEOなどそっちのけで、それまで書いた記事をそのまま公開してもよいのだけれど、何も施策をしていない記事というのは、ほかのちゃんとSEOを考えた記事の検索エンジンからの評価を妨げてしまうことがあるので、やはり、できることはやったほうが良い。
少し時間がかかるし、手間だけども、後々の読者数にかかわってくることだ。
私もブログというのが、これほど書き始めの作業が大切だとは思わなかった。
間違っても、次々と新しい良い記事を作っていけば、Googleはちゃんと評価してくれるものと思っていた。
しかし、コンピュータというのも、そこまで賢くも寛大でもなく、古い良くない記事というのもちゃんと評価のうちにあり、すべてひっくるめてかなり四角四面に判断しているようだ。
だから、見切り発車で書いていくより、始めのうちから調べられることは調べておくことに越したことはない。
それまでに書いた記事も無駄にはならない。
はてなブログで書いた記事が五十個ほどあるのだけれど、私は、それらをどうすべか考え迷った。
消してしまうことはあまりにもったいないので、その選択肢は始めからなかった。
それをどうにか発表をしたいという思いがあって、その方法もいくつかあった。
ブログに載せるのもその方法のひとつだった。
で、私はこれらの記事をいまのところ、ブログには載せないことにしている。
というのも、私はブログをエッセイとして書いたので、後々、電子書籍としてまとめて発表する予定だったのだ。
たとえブログに載せなくても、それで私の努力がまったく無駄になることはなかった。
かなり打算的といえばそうだけど、生きていくというのはかなり計算も必要なことだと、この件で思い知った。
インターネットが発達して、いろいろなメディアがそこから誕生し、無名の個人でもいろいろと表現の機会を得られるようになったのは、本来、埋もれてしまうはずの声の主にとってはまさに僥倖だ。
ブログでも電子書籍でもYouTubeでも無料で誰でも作品を世に問うことができる。
もちろん、それですぐに評価されるわけではないのだけれど、作品は確実に残る。
紙の媒体しかなかったころは、十年前に書いた記事など誰も読まなかった。
しかし、作品がWEBにある限り、作品の消費期限は伸びた。
何年も前の作品を私たちは図書館で借りるようにして読むことができる。
では、また!
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