2023-01

エッセイ

自分のために書くか、商売のために書くか。書くことが好きなひとのためのエッセイ。

文章を書くのが好きなひとはたいてい自分のことを書きたいと思うものだ。一方で、それを生業にしてしまうと、書きたいことが書けなくなってしまう。「稼ぐ」を目的にすると、「自分」は度外視される。書くことで生み出される「文化」もある。文化は「自分」の精神活動を支えるプラットホームだ。
エッセイ

「貧しさ」も瞑想になる。お金は捨てるべき? 求めるべき?

「貧しさ」がなければ、瞑想は発展しない。しかし、「貧しさ」は金銭的欠乏をさすのでもない。誰しも執着を抱え、それが悩みの原因にもなり、執着を取り除こうと必死になってそれが悩みとなる。金への執着に対し、多くの場合私たちは無力だ。しかし、無力もまた「貧しさ」ではないだろうか。