2022-10

エッセイ

将来のことで不安になったときの対処法。

将来のことを考えると、不安になるひとは多い。お金が相当あるひとでも、身の回りのリスクを考えるとやはり相当不安になるようだ。不安の原因は考えることにある。だから、考えなければいいだけの話だが、これが難しい。気持ちに余白をつくる。そこから始める。
エッセイ

老いると楽になる。

老いると、ひとが丸くなり、おだやかに老後を送るひとがいる。一方で、性格がしぶくなるひとがいる。文学者でも、老境を静かにすごしたひとは、みな手放すことを知っているようだ。例えば、文体とか、例えば、構成とか。老人も色々だが、好好爺になるには方法はあるようだ。
エッセイ

考えは手放せないもの。そういうものだと自覚する。

ぐるぐると同じことを考えているから、落ち着きがなくなる。だから考えないでおこう。それはしごくまっとうな考えだと思う。しかし、やはり考え事をやめようと思うのもひとつの考えなのだ。思考ほどコントロールしがたいものもない。
エッセイ

書きたいことはなくていい。文体と世界観。

文章を書き始めたひとがまず初めにぶつかるのが、何をどのように書いたら正解かということだけれど、こと文章を芸術と考える場合、そこに明確な答えというものはない。何をかいてもいい。文体を持ってさえいれば、文章の方が何を書けばいいか教えてくれる。